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ITSという企業所属のネットランナー時代にソウルキラーの前身となるものを開発。ITSがそれを悪用し始めると今度はアラサカに目を付けられて身柄を確保される。そこでは無理やりソウルキラーを開発させられる。が、ソウルキラーが自身に向けて使われた場合、制御を掌握するよう秘密裏に改造。その後予想通り自身に向けてソウルキラーが使われたため、制御を奪取してアラサカのネットランナーに反撃。時を同じくしてオルトを救出しにきたジョニーらがアラサカタワー突入。銃撃戦でオルトのサイバーデッキが損傷し、肉体に戻れなくなってしまった。オルトが死んだと勘違いしたジョニーらによってオルトの体は持ち去られ、残された記憶痕跡はネット空間に完全に取り残されてしまう。
というのが今作の開始時点で起きていること。
サイバー空間に取り残されたオルトは長い期間をへてかなり人間性が減退しており、非常に無機質な受け答えをする。だがジョニーに対する思い入れはかすかに残っているように見える。
サイバー空間ではブラックウォールを行き来できるなどかなり卓越した存在らしく、終盤アラサカ・タワーのシステムを完全掌握した際の無双ぶりは敵に同情するレベル。
あの体に戻れなくなったとあれば人間性を失うのも仕方あるまい。
歩く度に尻たぶが揺れるいいケツだった。
神輿の破壊について、中に囚われた魂はどうなるのかという質問に、私に全て統合されるから問題なし!みたいな答えを返す程度には人間性が失われている。Vの延命が不可能なことについても知ってて黙っていたような部分もあり、オルトの名前を冠した化け物のように感じてしまう…。
「作中最強クラスの超凄腕のネットランナー(ハッカー)」
「精神がネットの世界に存在する。」
「終盤に敵のシステム全体を単独で制圧する」
「もう一人(ジョニー)の主人公と懇意だった」
など某作品で「超A(ウィザード)級ハッカー」と恐れられたとある全身義体の女性サイボーグを彷彿とさせる設定が多い。
特に終盤のアラサカのシステム制圧は映画「イノセンス」のプラント船内部の描写とよく似ている。
神輿にジャックインするとブラックウォールの向こう側に飛ばされるが、その時に彼女が詩を朗読してくれる。そのうちの一つであるろうそくの詩には引用元があり、bolesław leśmian(ボレスワフ・レシミャン)というポーランドの有名な詩人の作品らしい。開発がポーランドゆえの粋な引用元といえる。海外ウィキに全文が記載されていたので気になる方はどうぞ。
https://cyberpunk.fandom.com/wiki/Boles%C5%82aw_Le%C5%9Bmian,_%22Why_so_many_candles...%22
最初のアラサカタワー襲撃の後、ジョニーに「生きているけどアラサカのサブネットに囚われている」という連絡が来たそうだけど、そこからどうやって脱出したのだろうか。
本来であれば(つまり2.0.2.0.の公式シナリオ「Firestorm: Shockwave」では)アラサカタワーの2度目の襲撃はそもそもオルトの救出を目的としたもので、ジョニーの犠牲もあってスパイダーマーフィーに保護される…という流れになっている筈である。
いわばオルトのためにジョニーが犠牲になった形なので、オルトはジョニーに借りがあるし、お互いにその話を持ち出さないのはおかしい。
まぁ、その場合のオルトはナイトシティじゃなくて崩壊した香港にいることになるので、こっちの世界線では単に自力で脱出しただけかもしれないが。
ジョニーの元カノたちはみんな結局ジョニーのことが嫌いになれない女ばっか
AI化して魔王気取りしているオルトも口ではそう言いながらジョニーの行く手を阻むアラサカの連中を民間人まで皆殺しにするし、「神輿の魂たちを吸収する」という自分の目的に必要な程度を超え積極的に手伝ってくれてる
まああっちに行くと人間性は薄れてゆくようだが
オルトは原作イラストそっくり
他もこれでいけ
オルトがエンディングで詠む詩は「The Love Song of J. Alfred Prufrock(J. アルフレッド・プルフ ロックの恋歌)」
ミステリアスな詩だが、暗い雰囲気の中で陰鬱な街の中をさまよい歩き、重要な質問を投げられず戸惑っているある人物の告白。ここには「手に負えない質問」というものがある
笑顔で問題をかみ切って、
宇宙をボールに絞り込み、
手に負えない質問に向けて丸め込み、
こんなふうに言うことに。「ラザロです、死者のもとから戻って来たんです、
君たちみんなに言うため帰ってきたんです、僕は君たちみんなに話しますよ!」って。
もし人が、頭に枕をあてて、
こう言ったら。「私、全然そういうつもりじゃなかったの、
全然そんなんじゃないの」って。
これは詩の中では哲学的な質問だと解釈されるが、文字通り「復活を宣言して否定される」内容でもある。実際Vが信じていた生存の可能性をオルトが否定する
人の声がぼくらを起こすまで、そう、僕らは溺れる。
詩はこうして終わるが、実際「泉に入る」ことを選びVが現世に帰った場合、まさにこの通りになる。Vは泉の中に沈み、その後現世でラディオの声なんかで目を覚ます。
この詩にはヴィクトリア時代以後の現代文明についていけなかった詩人の迷いや幻滅が反映されているとも解釈されている。特に詩の言葉で現代社会を薄汚い混乱や不安の空間として描写しているところ、オルトが引用した詩はサイバーパンクとよく合う。
…もしかすると彼女とジョニーって結構物知りだったのかも知れない。
ちなみにこの詩の最初の句でダンテの<神曲>の一部を引用しているが、その内容は地獄でも詐欺師や嘘つきが苦しみを受けている場所に訪れたダンテに生前に人々を騙した咎人が「生きてこの深淵から現世へと帰ったものはいないらしいじゃないか。なら安心して私の秘密を話してやろう」といい自分の罪を告白するところ。
オルトがさも神秘的に引用している句の直前にこういう地獄の詐欺師の告白の部分があるということは興味深い。
そしてシナリオの内容の多くがこの詩の内容そのまま。
ということは、オルトはそもそもVに真実を話しておらず、「死者の世界」である神輿でVが帰れない身となったと思い初めて自分がVを騙していたことを告げていた可能性が高い。三つの可能性があるのだが、
1.Vの生存にそもそも興味なんかなかった
2.Vの延命の可能性がなかったことを事前に知りながらVを神輿奪取に利用した
3.Vが助かる方法を知ってるが、それを隠している
この解釈が正しい場合、オルトの行為はこの中のいずれかだと思われる
個人的にはソウルキラーを作った張本人で最高のネットランナーである彼女がそんな長い歳月を無限の情報源を自由に漂いながら自分が作ったもののせいで死んでいくVを助けられないというのは不自然過ぎるので、今のところ与えられた伏線で可能性が高いのは3番なんじゃないかと思う
ジョニーよりもVを気に入ってる説がある
肉体に戻るかブラックウォールに行くか悩んでることをオルトに伝えるともう肉体はジョニーのものになんだから諦めなよ!私と一緒に来た方が良いって!と元彼を捨てて新しい彼氏を作るお誘いをする発言をする。
あれほど凄腕のネットランナーならアラサカのマンティスブレード男に捕まった際にクイックハックで自力脱出できそうなものだが、アニメのキーウィのように主にネットダイブとプログラミング専門で戦闘は出来ない人だったんだろうか。Vのハッキング技術が戦闘面に偏ってるようにネットランナーによって専門性が違うのかも知れない。
人間の頃の彼女がネットランナーというよりプログラマなのは確かだが、TRPG版によればネットランナーとしてのスキルもあったようだ。またレイシィ・バートモスと共に地域の電脳の黎明期に色々とやっていたこともあるらしい。
アラサカタワーに乗り込む際、ジョニーに体を明け渡した場合にのみ、オルトに生前の行いを謝ることが出来る。その時のみオルトは感情を表に出す。
オルトは不良AIとして様々な情報や人格を入手しており、何らかの強烈なトリガーが無ければオルト・カニンガムとしての自我が表に出ないのだろう。
オルトママに吸収されたいけど、あの女魔王みたいなセクシーな見た目は相手を油断させるために防衛プロトコルが姿を擬態した結果らしいので、そういうところも怖い
ローグにタワー襲撃依頼した後、オルトに会うためにニックスの機材でダイブする時です。
ここでオルトの協力を取り付けた後、選択肢に謝るというのが出ます。
機械的だったオルトの返答に感情のようなモノが乗るのはそのタイミングだけです。
確かめてみたけど、やっぱり謝罪するような選択肢が出てこなかったので、別周回のデータをロードしてみた。
すると『待て、もう少しいいか』の後、謝罪する選択肢が出現。それ以前の会話も微妙に反応が違うものになっていた。
回想シーンでオルトに冷たく当たった記憶があるのでそれのせいかもしれない。好感度フラグとかあるのかな…。
とにかく詳細な補足に感謝。
ソウルキラーを仕掛けられてハック中にコード抜かれてサイバー空間に取り残されたのってDataKrashとかブラックウォール設置直後のネットランナーのみなさんっぽいんだけど、そういう理解でOK? Rericと違うのはコピーとオリジナルで併存できるか否かってことかな
今カノだもんな
久々にパナムの星エンディングやってみたら、オルトとの会話でサイノシュアの選択肢出るようになってたんですね。選んだら声が聴きとりづらかったけど。
DLCでもオルト絡んだらどうなったかなと思ったけど、神輿関係ないと興味はないってことかな?
ローグ協力ルートのジョニーにはウィリアム・バトラー・イェイツの「ビザンティウムへの船出 Sailing to Byzantium」を引用する。
「ここは老人の住む国ではない」
から始まり、
「ここでは老人は余計もの扱い」
として若人たちの世界から聖都ビザンティウムへと船出した老人は、
「ひとたび自然の摂理を脱したならば」
「決していかなる現世の姿を取ることなく」
「輝く黄金の像をわが身とせん」
として、ビザンティウムで人々と語り合うことを詠う。
テーマは主に2つ。
ひとつは、60歳台に老いたイェイツが人生を振り返り、肉体の死を受け入れ精神を昇華せんとするもの。
これは50年先のナイトシティで「余計もの」の「老人」となったジョニーを、
「自然の摂理から脱し」てブラックウォールの向こうへ精神の船出をさせようというのだろう。
もうひとつ。
イェイツは23歳でモード・ゴンという女性に恋するも結ばれなかったが、結婚して50を過ぎても忘れることができなかった。
この詩は60歳台にしてようやくモードへの恋慕に整理をつけたいというもの。
50年後もオルトのことを気にするジョニーにイェイツを当てはめてるのだろう。
あの詩のシーンいいよな
DLCクリア報酬のミリテク カント MK.6 を装備して星ルートを辿っていたら、
ダコタが用意してくれた設備でオルトに接触する場面でこれに言及する青選択肢が増えた。
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ネットランナーの女性。
過去においてジョニーとは浅からぬ関係だったが、ある事件をきっかけに関係性は変容していくこととなる。
ソウルキラーを生み出した張本人。