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英語版の声優さんはAlphaTakahashi氏で、日本語吹き替え声優さんは森 なな子氏(両者ともご本人のツイッターにて出演確認)
森氏だが、なんと元宝塚歌劇団雪組の男役という経歴をお持ちで、プリキュアアラモードの剣城あきらやメギド72のサタナイルなど凛々しい女性キャラを演じられている。洋ゲーではLoLのザヤ、ラスアス2のアビーを担当とのこと。しっとりした声質に淡々と言い聞かせるような口調はハナコの持つ気高さや強気さを感じさせてくれる。ハナコ自身のビジュアルもきちっとまとめ上げた黒髪に金継ぎのようなサイバーウェア、白いドレスと上流階級そのもの。悪魔EDではすがりつくヨリノブを優しく宥める姿が印象的。
…だが、その後ヨリノブがどうなるのか知った上で見ると、ある種の冷酷さに背筋が寒くなってしまうような…。
冷酷なサブロウの、外付けの良心として育てられたフシがあり、多くの場合、サブロウはハナコの助言に従うという。
サブロウの日記からレリックが盗まれた際に、即座にナイトシティーに核を撃ち込んで、レリックを破壊しようとしたのをハナコに止められていた事が分かる。
ハナコ様って初めて会ったときとそれ以降に再開したときとで顔が変わってない?
具体的には特徴的な人中部分、キンピカのクロームが再開時に無くなってるように見える
長文レシート失礼するゾ
チップ ナイトシティの人々「沈黙の花 - ハナコ・アラサカ伝記」に、その人柄を垣間見ることができる。
伝記本文はぜひ引用されているピアノ曲を聴きながら読んでいただきたい。
Debussy Rêverie, CD 76, L. 68
( https://youtu.be/3ffIhrESE3c )
以下 チップ本文
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公になっている情報だけでこの伝記を書こうとしたら、本書は2ページで終わっていただろう
(序文、あとがき、献辞も含めての話である)。
ハナコ・アラサカが自分のことを明かしたがらない人物であることは有名だ。彼女の生涯について書こうとした記者が悲劇的な死を遂げたニュースは、誰もが知るところだろう。背後から銃弾を10発。警察によれば自殺らしい。
その件もあり、出版社からこの本の話が来たとき、私は丁重に断ろうと思った。だが提示された前金の額を見て、考え直すことにした、そしてアラサカ社の後方から多数の関係者に対するインタビュー許可が下りると、私はすぐさま東京に飛んだ。
だが私のやる気はすぐに萎んでいった、アラサカ社がインタビューを許可した関係者は皆、何を尋ねても、同じ答えを繰り返すばかりだったのだ。事前に暗記した回答であるのは明らかだった。1ヶ月の取材を経てわかったのはこれだけだ:
「ハナコ・アラサカはサブロウ・アラサカと彼の3番目の妻ミチコの間に生まれた娘である。
1999年に東京で生まれて以来、東京を離れたことは5回しかない。世俗から隔絶された生活を送っており、アラサカ社の重要ポストに就いたことはない。一家の厄介者であるヨリノブ・アラサカとは親しい関係にある」
これ以上何も得られないかと諦めかけたとき、ローカルテレビ局のアーカイブである映像を発見した。アラサカ社の福岡支社が開業したときのものだ。ハナコはその場に出席し、ピアノの演奏を披露していた。曲はドビュッシーの『夢想』。ストイックな日本人のビジネスマンに囲まれた場で、なぜあんな幻想的で内省的な曲を選んだのだろうか?彼女の黄金の指が、鍵盤をやさしく撫でていた。私はその演奏に魅了され、いつの間にか涙をこぼしていた。私はそこで決意した
—なんとしても、この本を最後まで書ききろう…謎に満ちたこの女性と対面し、本当の「ハナコ・アラサカ」に迫ろうと。
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以上 チップ本文
ドビュッシーは、フランス象徴主義の作曲家であることは言うまでもないが、この象徴主義(symbolisme)とは、物質主義や享楽的的な都市生活がもてはやされる風潮への反発と人間の内省の概念・思想を象徴として表現する事、が基本的なテーマ。
そのあたり、企業が物質の獲得と占有によって世界を支配下に置いた不夜城を築き上げ、市民が混沌の都市生活を余儀なくされているナイトシティと重るところがある。
元々ドビュッシーはデイビッドよろしく、絵にかいたような極貧の苦学生であり、そんなドビュッシーが駆け出し音楽家の生活苦の末に金策として、物質主義に屈する形で書かれたのがこの『夢想』という曲である。
この柔らかく幻想的な曲はそんな矛盾をはらんでか、のちに彼の黒歴史となったことが本人に語られている。あるいは、意味のないお飾りや、インタビュー用の回答、若気の至り、才能と過去に対する謙遜ともとれる。
伝記の著者が投げかける、なぜあんな曲を選んだのだろうか?という問いに対して、ハナコ・アラサカは人々の思いのほか、アラサカの政治や支配体制に彼女なりの静かな愁いを音楽に秘めていることがわかる。皮肉にも彼女はその演奏を「黄金の指」から紡ぐ。
もうちょっと個人的な解釈をすると、福岡支社開業時に内心イヤイヤでピアノを弾かされてた無口お嬢様なのがかわいい。
そして何より、彼女を囲む日本人ビジネスマンはもちろんの事、伝記を書こうとアーカイブを見た著者ですら、ただその演奏の表面的な美しさに魅了されただけで、彼女の立場がもたらす二等分の葛藤や、芸術的なメッセージを理解しえなかった。
その一点の思想においてはもしかしたらジョニーとも意見が合うかもしれない。
兄やジョニーが取ったアラサカへの反抗はとてもわかりやすい形で知られているが、ハナコ・アラサカのそれは一見臆病に見えるかもしれないが、その高嶺から動くことすらなく沈黙と静寂によって奏でられる。
ちなみに、Dream On/覚めない夢でペラレスの家を訪れると、同じくドビュッシーの『月の光』が流れている。
結局、彼女の伝記は完成したのだろうか。
・・・おや、誰か来たようだ。
心の内を最後まで正確に測り知ることができないキャラの一人。
なにせ、発言が偽りの可能性が常にある。タケムラとの三者面談ではサブロウの死因の話でしれっとウソをつき、エンディングでは暗殺されるか連絡が取れなくなる。
仮に一族の良心という本人の主張が正しくとも、アラサカ社内で策謀をめぐらせている事は想像に難くなく、悪魔エンドではVをなかば切り捨てる(タケムラ曰く「ハナコ様はお前のことをお忘れだ」)。
そして何より、真の目的や最終目標と言えるものが明らかになることがないのだ。何のために行動しウソをつくかが分からなければ、心情など知りようもない。
そんな彼女も、鍵盤の前ではかつての作曲家に己を重ね、心をさらけ出していたのだろうか。 の考察はとても興味深い。
悪魔エンドを見る限りサブロウの良心回路かつ緊急時の復元装置として生涯を過ごしてきたんだろうなとは感じる
だからこそサブロウの予備だった兄ヨリノブの心中を真の意味で察することができた唯一の人物とも……なんとも悲しい人だ
知らなかった
夢想はドイルのホームズみたいな感じだったんだね
です。いつも長文書き殴りにきてごめんやで。
夜想曲第15番 OP.55-1でのVとの面会の直後から、ヨリノブによって別荘に幽閉されていることが悪魔ルートで判明する。悪魔ED以外では幽閉されたまま実の兄に始末されてしまう。
このエンディングの際、タケムラが生存していると戦闘に参加してくれるが彼は殺傷性の攻撃を行う為、死人が出て、ハナコは目の前で人が死んだことに動揺を見せる。
アラサカは企業としてもっと残虐な行いをしているはずだが、ハナコはよっぽどの箱入りなのか、あるいは、思いのほか可憐で慈悲を忘れない人物のようだ。
ステルスで戦闘を発生させず、毒や回路ショート、サイレンサーとパックス付きピストルなど非殺傷性の攻撃で護衛に”対処”すると、Vが無血開城を成し遂げたことに心からの感謝をしてくださる。純白のドレスを纏う大和なでしこから発せられるそのボイスを聞いたなら、ハナコに対するイメージは大きく和らぐだろう。
ボイスラインがそれぞれ用意されているのだが、よっぽどの不殺縛りをしていないと(自分が不殺でも戦闘狂タケムラが殺してしまうため)気が付きにくい要素となっており、知らないと助けにきた第一声で血が流れたことに文句を言ってくるので多くの初見での印象が悪い。
悪魔エンドで宇宙から帰還するエンディングを選んだ際、タケムラはハナコはVの事をお忘れだと言ってくるが、エンドロールではVの寿命についてホロコールで心配される。
残り少ない寿命で最期まで汗を流して働くというなら、報酬の良い仕事を直々に頼みたいそうだ。そもそもRelicに詰めてくれるというのも一連への恩返し、せめてもの情けだったそうで、それを断ったのちも最期まで少なからずの情けをかけている。Relicに詰めるという事が人道に対してキャラクター同士の価値観の相違を生んでいて、どうしても悪側に見えるが、その無血へのこだわりからも、「人が生きる事」を追い求めた結果像のようだ。
流石、”吸血鬼ハナコ”
ヨリノブは人々が恐怖から解放されるために死を必要としていると最期まで信じていた。
悪魔エンドでは各都市を吹っ飛ばそうとし、悪魔以外のエンドでは残虐にも止まることのない大量粛清を行う。コーポV曰く、その死生観が父サブロウとヨリノブの決定的な違いだという。なんとも対照的に描かれた兄妹だ。
ハナコがエンバースにて演奏しており、ジョブ名にもなっているこの曲はショパンによる
Nocturne No.15 F minor Op.55-1 Ashkenazy / 夜想曲第15番 へ短調 作品55-1
動画はゲームプレイ画面、サウンドトラックからの音声
https://youtu.be/zQfkwdJKTCk
Op.55の1と2、15・16番は晩年のショパンが弟子であったスコットランド貴族令嬢ジェーン・ウィルヘルミナ・スターリングの為、1843年に作曲したもの。嬢は肺病を患った上に恋人に捨てられボロボロになった晩年のショパンと交流。当時医者もショパンを見放し、既に死んでいると言ったほど。
イギリス上流階級を案内し、秘書としてヴィクトリア女王アルバートの御前演奏の世話、彼の死後までの世話をした。フランス革命の最中にして彼女の支えと(命を懸けた)演奏旅行からの潤沢な資金のおかげか、彼は医者の目論見より少しだけ延命した。
ハナコお嬢様とボロボロのVの出会いを重ねたのだろうか。
それとも、ハナコ自身にとっても、演奏は常に重たい政治の渦中にあるのかもしれない。
80歳だからな、物忘れだろう
>よっぽどの不殺縛りをしていないと(自分が不殺でも戦闘狂タケムラが殺してしまうため)気が付きにくい要素となっており
クイックハックビルドのVなら余裕で達成可能。監視カメラから全員化学汚染と回路ショートでおねんねして貰い堂々とハナコの元に向かってお褒めの言葉を頂ける。
あと、タケムラが死んでいるとV一人で助けに行かなきゃいけないので(運転手のヘルマンは加勢してくれないので)その場合も達成はそう難しくない。
アラサカ家の「良心」だけあってハナコは本当にVとの約束を果たそうとしてたと思う。結果的に手遅れになってしまったが、コンストラクト化を断った後も気にかけてホロコールをかけて仕事を斡旋してくれると言ってるのも恩義を感じてる証拠だと思う。これ以上Vと関わっても得はないのにわざわざアラサカのトップが直接イチ傭兵にここまで言うのは相当の事だし。もちろんアダムスマッシャーをも倒したナイトシティNo.1の傭兵を短期間でも手元に置いておきたいという思惑もあるだろうが。アラサカは古くからの日本の精神性を柱に掲げてるとしてるし、そういう義には厚いんじゃないかな。
悪魔エンドでハナコを救出する際に邸宅の厨房にて箱詰めされた肉と毒のナイフが発見出来た、恐らくはVによる救出がなされなかった場合は毒殺されるのだろう。余談だが沢山のバナナが一緒に置いてあるがひょっとしたら好物なのかもしれない…
元々ヨリノブが父に反旗を翻し鋼鉄の竜を立ち上げようと決心したきっかけの一つに
大事な妹をアラサカの主義思想に染めず自由にさせたいというものがある
しかしそれは上手くいかず結局妹はアラサカ主義に染まった吸血鬼となった
最終的な末路がそんな妹を殺すことになるか妹に殺されることになるかというのは因果である
塔エンドだと、タケムラと共に直接ヨリノブの元に乗り込むが、返り討ちにされて死亡(恐らく、アダム・スマッシャーに殺害された模様)。
あくまでも暗闘だった他のエンディングと異なり、塔エンドでは内部抗争が表沙汰になったらしく、アラサカはナイトシティからの撤退を余儀無くされる。
外界との接触を極力断たれているガチ箱入りな点と作中の言動を見るに、善なるアラサカ(サブロウ含めて表向きにアラサカがPRしている内容、なお実態)を体現する役割なんだろうな。昔の武家の表向きの家訓のように自分の配下や協力者には行動相応の礼を尽くす、アラサカ家(会社含む)の存続を最優先とする。だから悪魔ルートでの死にかけのVに配慮してくれるしサブロウのブレーキ役も務めるし、必要となったらためらうことなく兄貴を親父の器にするのだろう。
ヨリノブ的にはアラサカの中枢パーツとなったハナコは見るに耐えない(もしかしたらヨリノブは今の道を選ぶ前の、今とは違ったハナコの言動を知ってたのかもしれない)だろうが、アラサカ家の娘として与えられた生き方と、それを拒否した結果生まれるだろうアラサカ弱体して競合コーポに駆逐されてアラサカ経済圏がボロボロになる(=多くの生活困窮者が発生する)未来を天秤にかけたときにあの生き方を選ぶのはまあ仕方ないとは思う。善なるアラサカ選ぶヤツだし。
一方でハナコ単独でアラサカを仕切れるかというとそこはまた疑問が残るので、組織の維持にはやはりサブロウポジ、悪のアラサカ担当が必要になるだろう。その意味で悪魔ルートのサブロウコピーはハナコが裏で主導権握った後のアクセル役になるんだろうな。
こっちのハナコも露出魔なのか!?と思い、急ぎエンバースの彼女をさりげなくまさぐって来たが、普通に黒い下着を履いているように見えた。
ただ、布地として作りこまれているテクスチャには確かに見えなかった。見えることを想定していないことからくる簡略化なのか、何か2077年の最新技術を用いたサイバーな下着なのかはわからない。
アラサカ社に開示を要求するべきだろうか?
今日はイヤな視線を感じるわ・・・
ス、スターリンだって肖像画と実物は違ったって言うし…(震え声)
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アラサカ社のCEOサブロウの娘。
空母クジラでナイトシティにやってきた。
日本出身。