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設定資料集「ワールド・オブ・サイバーパンク2077」は、このナイトシティ・インクワイアラーによって出版された、という体裁をとっている。
最初はエース記者のジョシュがヴィクター、ミッチ、ウィルソン、ジュディ、ニックスといったプレイヤーにはお馴染みの人々を専門家として取材した記事。そこから調査報道ジャーナリストのリアム・アレンの遺稿によるナイトシティの各地区の歴史、独立系ジャーナリズム界のレジェンド”トンプソン”の社会情勢についてのエッセイ、ナイトシティの各勢力についてのオリビア・ヘルナンデスの寄稿とつづいて、最後にトップフィクサーとしてローグへのインタヴューが掲載されている。
資料集としての概要はワールド・オブ・サイバーパンク2077の項目を参照されたし。本の購入を検討している人にレビューとしておすすめ。
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自宅のコンピュータでアクセスすることのできるサイト。レジーナの旧知の友でありレジーナからの依頼対象にもなったジャーナリスト、マックス・ジョーンズが運営するニュースサイトである。インクワイアラー(INQUIRER)とは「探求者」の意。
N54やWNSがそれぞれの企業に都合のいい報道や取捨選択を行う中で、かなりマトモな視点から事件や出来事を特集し、ペラレスの不自然な変化などを突き止めるその情報収集能力の高さは正に白眉といっていいだろう(タケムラのことを「ハナコのボディガード」と間違えたりはするが)。
しかしVがアクセスできるのは記事一覧などが掲載されたトップページのみ。記事の詳細を読もうとするとネットウォッチにブロックされてしまう。というのもこのサイトはドメインにネットウォッチが使用を禁止している.webを使用しているのだ。・・・・・・といってもマックスがヤバいことをしているわけではない。ネットウォッチが許可するドメインは、.CORP、.PUB、.LAWの3つのみ。つまりいくらでも情報操作のできるコーポと行政のサイトしか開けないようにネットを押さえつけているのだ。
だがレジーナに匿われているマックスがサイトの更新を止めることはないだろう。彼の行動が実を結ぶ日が来ることに期待だ。