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どの選択肢でもアップデートされ、"ブレンダン"は消えてしまう。ブレンダンはただのロボットで会話もプログラムだと言い切ることは容易だが、それに救われた人がいるのも事実。たとえプログラムでも、人間がそこに人格を見い出せば魂が宿るのでは?なら、そのプログラムを抹消することは人間の処刑と同義ではないのか?ブレンダンがプログラムなら、コンストラクトはどうか。あれも人格のコピーというだけで、個人を再現したプログラムでは?なら、永遠の命なんて嘘じゃないのか?…と、あらゆる方向に疑問を投げかける本作らしいサイドジョブのひとつ。デラマンのサイドジョブ、心のありかで破壊かリセットか死ぬほど悩んだタイプのVには是非ともオススメ。
「COIN OPERATED」は書かれている通り「硬貨で動作する」ということを意味する言葉であり、日本語では「硬貨投入型」と訳されることが多い。例えば「Coin-Operated Machine」とつけると「硬貨投入型機器」で、自動販売機やアーケードゲーム機など、硬貨を投入することで動作する機械を意味する言葉になる。
「Coin Operated Boy(硬貨投入型少年)」はまさしくブレンダンそのものを意味する言葉であり、これを「からくり少年」としたのは中々に翻訳の妙といえるだろう。
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「I CAN SEE CLEARY NOW/視界良好」→「SPRAY PAINT/落書き」の順に発生するブレンダン関係の最後のサイドジョブ。発生地点は先行ジョブと同じ、ワトソン地区のH8メガビル。主な登場人物はブレンダン、セオ。
ひょんなきっかけでお喋り好きな自販機・ブレンダンと仲良くなったV。いつものように彼のもとに向かうが路地裏はもぬけの殻で、彼の代わりに動揺した様子の女性・セオがいた。彼女の話ではブレンダンは修理のため工場に運ばれたらしく…?というストーリー。スキッピー、デラマンに続く、機械なのに人間より人間らしいキャラであるブレンダンの最期を見送るサイドジョブとなる。
工場に入るためには賄賂や技術10などいくつか選択肢が出てくるが、基本的に大きな戦闘なく入れるのでご安心を。工場の受付にすら「あのSCSMか!あいつは良いよなぁ」と言われたり、ブレンダンはここに来ても明るく振る舞っていたらしい。
彼との最後の会話では、技術10の選択肢で「お前はただのロボットだ」と徹底的に追い詰めることも可能。その選択肢では、SCSM程度のプロセッサーでは感情表現は不可能なはず。コードを書いたテッキーはとんでもない凄腕で、今まで見た会話を真似るアルゴリズムの中ではトップクラスだ…とVが語る。傍らにあるパソコンのメールでなんとなく経緯がわかるものの、実際にどのようなコードを書いたのか、なぜこんなことをしたのかは最後まで謎のまま。
どんな選択肢でも結果は変わらないし、手酷く追い詰めても彼は穏やかに受け入れてくれる。せめて、ブレンダンの最期のジョークだけでも聞いてあげよう。
「さよなら、ブレンダン。寂しくなるよ」