トイレ

水は飲めない

>>11
>>12
のコメントを見て気になったので、宇宙のトイレ処理事情を調べてみた。
シモの話になるので、苦手な方はご注意ください。

昔は、小さい方は宇宙に投棄。
外に放出した瞬間に凍結し、微細な氷の霧に変わったソレが太陽光でキラキラと輝く様子は「綺麗で、知らなければ自分たちが出したものとは思えない」らしい。

一方、大きい方は密閉して地球に持ち帰る規則だったが、ただ袋や箱に詰めるだけではガスが発生して容器が破裂する危険があったため「殺菌剤と一緒に袋に詰めて、手でよく揉みほぐしてから」保管する必要があったそう。
当時の宇宙飛行士によると「自分が出したモノの袋を同僚が揉んでくれたとき、初めてこいつは真の仲間なんだと実感できた」んだそうな…

では現在はというと、アメリカ、つまりNASAでは小さい方は濾過して飲料水や生活用水、さらに電気分解して酸素を作るのに再利用している。これにより地球から持ち込む水の重量を65%にまで削減することができたそうで、濾過設備の重さを差し引いてもバカにできない効果があるとのこと。
で、残った老廃物や大はどうするかというと、コンテナに詰めて補給船の帰りの便に積み込む。そして、補給船ごと地球の大気圏に突っ込ませるのだとか。
船も積み荷も焼き尽くされてチリになり、ノーコストで衛生的にも安全に処理完了、という具合。
そうすると、地球から見上げる星のまたたきや雲の一部は、今宇宙にいる宇宙飛行士さんたちのブツがもたらしたものなのかもしれない。
うーんロマンチック。

しかし、現代よりも遙かに技術が進歩したStarfiedの世界ではどうやって処理してるのだろうか。
水の再利用と大気圏への投棄は簡単にできそうではあるけど…グラヴ・ジャンプで天の川銀河の端まで飛び他の銀河に向けて射出、なんてしてないことを願いたい。

ところで、現在では実用化に至っていないが、ソレらを燃料や食料として再利用する研究も行われているらしい。
そういえば、妙にカロリーが高くてしょっぱい食品が身近にあったような…店員も口を濁してたし…いや…まさかね…