コメント2件
と は散々にこき下ろしているが、「普通の乗用車」として見ると非常に良く出来た車である。
5ドアのコンパクトカーは他にガリーナやスプロンなどがあるものの両者とも二輪駆動、全輪駆動のコンパクトカーはコルビーCST40があるがこちらは3ドアである。したがってある程度道や天候を選ばない「全輪駆動」と使い勝手の良い「5ドア」を両立したコンパクトカーはホオズキしかない。
さらに「多少高価(それでもCST40より安価である)で性能重視のMH2」を展開することでCST40と競合させつつ「MH2と要素の殆どを共有しつつコストを抑えたエントリーモデルのMH1」という他に競合相手のない市場を押さえにかかる戦略が光る。
そしてエクステリアを見ても、シオンを生み出したメーカーらしいシンプルかつ垢抜けた左右対称のデザインが他社の同セグメントとは一線を画すスマートさを感じさせている。また、ついでに言うと、薄いノーズや際立って寝かせられたAピラーなどにEGシビックなどの国産ハッチバックの香りを見出だせるところも個人的に好感度が高い。
言わずもがな、性能に関してもMH2と多くを共用しているのかキビキビ走れる軽快さと全輪駆動のトラクションの良さで普通に運転して不安や不足を感じる場面はほとんどない。パワーや最高速に関しても市民の普段使いには十分なものであり、「ガリーナ(G240)は100馬力も出ないし、スプロンは後輪駆動だし安全性に不安が⋯コルビーは3ドアでオーバーハングも長いから取り回しと使い勝手が悪くて⋯」みたいな客層にうってつけ(かもしれない)。何より他車と違いしっかり左右にヘッドライトがあるため照射範囲も広く安心である。
総じて「高品質ハッチバックのエントリーモデル」として申し分のない完成度の高さを持つ本車。たまには拝借して街をゆっくり流してみてはいかがだろうか?
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ミズタニ製の全輪駆動ハッチバック。
街中で目にするホオズキ2種のうち購入出来ない廉価グレードである。
180馬力、3265ポンド。最高速度は自力で約165km/h、下り坂を利用したレブリミット時で約188km/h。
当たり前の話だが他のホオズキ2種と比較すると同じ車種とは思えないくらいトロ臭い車で、似通った諸元(182馬力、3311ポンド)かつ前輪駆動のコルビー C125とどっこいなレベル。
データベースやスキャン時の情報で言及される「アダプティブサスペンション」なる技術のお陰かコーナリング性能は他の量産コンパクトカー達よりも抜きん出て秀でているが、「スポーツカー」と呼ぶには物足りない動力性能のせいでスポーティーさはあまり感じられない。
「ちょっとコーナーが速いハッチバック」止まりの車である。