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オスミウムは、いわゆる「ヘビーメタル」(音楽ジャンルにあらず)のひとつとして古くから工業利用が試みられてきたが、その希少性と扱いづらさゆえに現在では限定的な利用に落ち着いている。
当然ながら最も小さく最も重いこの金属を武器や銃砲弾に利用しようという発想は存在しているが、タングステンや(劣化)ウランといった実用的な価格の金属とは異なり、実験や趣味のレベルでしか実現していない。
そんな高級金属がたっぷり含まれた合金で作られたこの分厚いダガーは、なんと重量2.7もある。
同程度のサイズ感であるタントウが0.45、長さが倍以上あるワキザシでも1.35、
ヴァルーン・ペインブレードでも1.80しかないのを考えると、非常に重いのがわかるだろう。
グレンデルと同じぐらいの重さである。
重みで殺傷力を向上させる試みなのかもしれないが、残念ながらタントウよりもダメージ値が低いということはやはり趣味の域を出ないということか…。
柄が白色鍔に金色の金具と、一見中世で王族が使っているような豪奢な印象を受けるが、よく見ると重厚感のあるシンプルな作りをしている。見栄えで使ってみたくなった船長も多いのではないだろうか。
加えて作中重量は2.7だが、現実の重量を考えると1kg前後と思われる。
1㎏ってこたぁないだろ
もちろん合金だろうから比重は当然下がるだろうけど金より比重大きいわけだ。
オスミウムなんて見たことないから金で語るけど1㎏のインゴットだって相当小さい。
かなり厚みがあって全長30㎝ぐらい?だとして、2.7㎏ってのはまぁ妥当だと思ったけど。
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金属の比重参考(g/cm3)
オスミウム:22.57
金:19.32
タングステン:19.3
ウラン:18.9
鉛:11.4
鉄:7.8
チタン:4.5
なおオスミウムは靭性が低いので多分、刃物には向かない
現代感覚だと貴金属であるオスミウムで武器を作るなんて、まさに道楽の極みといえる。
大量に産出される星でもあるのだろうか。
これを作らせた何某かが純オスミウムじゃないとヤダーとか言わない限りは他金属を添加してオスミウム合金にすることになるが、
元々オスミウムは超硬度で知られているため、鋼やコバルト、モリブデン、ニッケル等、もしくは宇宙的な何かを配合して靭性を高め、熱処理を施して使用されることだろう。
そもそも刺突武器であるダガーにそんな過剰な重みが必要なのか?という疑問が湧くし、
素直にハンマーか斧でも作ったほうがコンパクトさと重さを活かせた気がするが、どちらかといえば観賞用の一品には野暮な話だろう。
外見からじゃわかんないけどショックレスハンマー的な機構があって
カウンターウェイトがオスミウム製とか?
そんな"銀の銃弾"のようなスペシャル砲弾を作ったところで、お役所たる軍隊でどう使えと…。
ゴジラが来た時ぐらいしか使用許可でないよ…。
なぜ砲弾の弾芯やライフル弾のチップに劣化ウランやタングステンが使われてるかというと結局はコスパの問題で、もちろん特性だけ見ればもっと優れた金属は存在するけど、コスト差を埋めるほどの優位がないからということに尽きる。
知る限り、純オスミウムなんて1グラムあたり何万円もする粉末を科学屋さんが実験用に調達するぐらいの代物だし、工業利用においても合金として添加するぐらいしか存在しないと思う。
タングステンだってレアメタルに含まれるけど純度にこだわらなければグラム数百円ぐらいって聞いたことあるから、この時点で調達価格が桁違いなのは想像に難くない。
少なくとも地球においてはね。
鋭い尖端をしているし刃渡りが短いので斬りつけるより刺突に使うのだろうが
鍔が無いのでこのダガーで強く刺すのは無理そう
なんのタクティカルアドバンテージもないエンクレイヴ(VC大塚明夫)も施されているし戦闘用では無いのかも
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近接武器。
オスミウムとは金属の一種。
全元素中で最も比重が大きく、そして地球上において最も貴重な金属とも言われている。