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7.77mm(およそ.306inch)というよくわからない口径が普及しているのが気になる。
もちろん弾丸の性能的に7.77mmである必要があった可能性はあるけど、メートル法を使う組織ならおそらく7.7mmとか7.8mm弾という名称で採用する可能性が高い。
ということはこの口径自体が明らかにヤード・ポンド法によって決められた口径で、地球国家が消えてもヤーポン野郎が滅んでないということを示唆している。
しかもニッチな弾ならともかく、少なくともUC内で制式採用されるレベルなので、主導的立場にヤーポン野郎がいるわけだ。
ヤーポン許すまじ!ヤーポンは悪い文化!(ガンギマリ目)
適合武器はマイクロガンを除けばすべてコンバテック社の銃。
アライドアーマメント社がマイクロガン用に開発した弾薬にコンバテックが乗っかったのか
コンバテック社の独自弾薬に合わせてマイクロガンが作られたのか・・・
グレンデルのマガジンを確認すると「200GR. BTHP」「7.77×27mm」といった表記がある。
これは現代の弾薬表記に当てはめると、弾頭重量、弾丸形状、口径×薬莢長を表している。
まず、GR.(grain)とはヤーポン野郎が使用する単位で1gr= 約0.065gとして200grで約13gとなる。
BTHPとはBoat-Tail Hollow Pointの略、長いので割愛するがライフル弾の形状の一種だ。(ホローポイント弾とかボートテール弾とかでググってくれい)
口径については の通り、薬莢長についてはケースレス弾なので何とも言えないが弾頭+固形火薬という構造であれば固形火薬部分のサイズ、もしくは全長かもしれない。
参考になりそうな現代の弾薬をいくつか挙げると、
7.62x39mm(AK弾):全長56mm 123gr
7.62x51mm(NATO弾):全長69.85mm 147gr
5.56x45mm(NATO弾):全長57.4mm 62gr
5.7x28mm(P90):全長40.5mm 31gr
4.6x30mm(MP7):全長38.5mm 31gr
9x19mm:全長30mm 123gr
.45ACP:全長32mm 230gr
特筆すべきはその弾頭重量で、細長いライフル弾形状であろうにもかかわらず、5.7mm弾などと比較して桁が一つ違う。
タングステンや劣化ウランどころではない、とんでもない高密度の金属が使用されているのだろう。
この7.77mm弾が、かなりコンパクトかつ重量弾であることがわかる。
その割に作中では豆鉄砲で、地球遺産であるAK弾や45口径弾と比較してイマイチ火力が出ないところを考えると、もうちょっと評価してあげてもいいんじゃないだろうか。
ケースレス弾薬は「薬莢に触れて火傷しないし、薬莢が転がらないので射手の足まわりを邪魔しない」という非常に大きな利点がある(そんなバカな~と思うかもしれないが、薬莢による転倒事故はよくある事)が、それでも現実では普及していない。
なぜなら、残念ながら現実のケースレス弾薬は
・専用技術の弾なので弾単価が超高い
・暴発しやすい(薬莢はそれが熱を持って放り出されることで薬室内に熱がこもるのを防いでくれる効果もあるが、ケースレスはそれがないため連射していて薬室内が温まっているとそれで引火する)
・火薬を押し固めたものにコーティングを施しただけなので湿気やすいし、脆くて崩れやすいのでダブルカラムでの装填ができずシングルカラムのマガジンになった結果クソ長いマガジンとなり邪魔
・湿気を防ぐために使うときになってからマガジンに弾を入れる必要がある
等と実運用上は欠点のほうが勝ってしまったのである。
「薬莢、重いしいらなくない?」と思って作ったら「ケースレス弾薬のほうがいらないわ」になってしまったのは実に悲しい結果。
この世界のケースレス弾薬はどうやって欠点を解消したのだろうか?
あんまり本項から逸脱するのも良くないのでさわりだけにするけど、何故かみんな大好きG11は90年代の話で、小火器用ケースレス弾についてはそこから少し進展している。
直近でケースレス弾について大きく研究開発が行われたのはLSAT LMGで有名なLSATプロジェクト内でのテストが最後で、その後は独立して研究されている。
ただし現時点では既存の弾薬を代替するようなものではなくて、まずは薬莢の軽量化(樹脂化)とテレスコープ弾による全長の短縮、というのがトレンドになっている。
完全なケースレスというのは段階を踏んだ将来的な技術目標という扱い。
まぁまずは火薬のブレイクスルーがないとね。
検索ワードはLSAT、NGSW、Textron社、ケースド・テレスコープ弾(CT弾)、ケースレス・テレスコープ弾 といったあたり。
よし、じゃあスタフィーの話しようぜ
優秀すぎて弾が余りまくるレベル
29ストーリーまだ中盤もいいとこなのに5000発越えたFOでも最大1000発ぐらいだったのに怖い
対策としてベーオ2丁持ちスナイパーとバーストで使ってるが減る気配がない
ライバルの6.5mmはモリモリ減ってくれるのに
イヤだから、ヤーポンで決めたら.306口径だから珍しくはあるけどおかしな口径ではないっていう話なのよ。
現代の近しい口径だと.300とか.308とかポピュラーなので.306に落ち着いたとしても説得力はある。
ヤーポンの中ではな。
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弾薬の種類の一つ。
序盤から入手しやすいグレンデルやイーオンといった銃でも使われているため、比較的目にすることも多い弾薬。
「どこがケースレスなの?黄色い箱に入ってけど」と思った人もいるかもしれない。ケースレスとは薬莢(ケース)のないタイプの弾丸のことである。