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1899年以前のある時期、メアリー=ベスキルは数人の男から時計や財布を盗み、トラブルに巻き込まれた。スリの被害者に追われているところをダッチギャング一向に発見され、一味に加わる前に彼らに助けられたと思われる。ニューハノーバー出身で彼女によると、メアリー=ベスの母親は腸チフスで亡くなり、ギャングに出会うまで一人暮らしをしなければならなかったという。ダッチの新しい情婦候補でダッチはモリーはしきりに彼女に誘いを掛けているのが聞けるはずである。モリーが捨てられたのは要するに魅力の無くなったモリーより、メアリーべスの方がより魅力的と映ったからなのが解る。
だが、彼女の側にはダッチに対しては全くそんな気はなく、むしろアーサーに対して男性としての魅力を感じており彼女はアーサーに女として扱われたがっているのが解る。
パーティーの際に彼女の側からダンスに誘ったり(アーサーが酔っているとふて腐れる)、アーサーに年齢を聞かれた時に『レディに年齢を聞くのは失礼ではなくって?』などと彼女はアーサーに『女として、そしてレディとして』扱って欲しいのが解る。
のちにダッチギャング時代をモチーフとしたと思われるロマンス小説を出版するのだが、おそらくは相手は自分とアーサーなのが容易に想像出来る。
レスリー・デュポンの頃にはエドワード朝風の髷を結い、右肩に髪の一部を下ろしている。白い真珠のイヤリングをつけ、ダークグリーンの花柄のドレスにブーツを合わせている。複雑な模様とパフスリーブのドレスと真珠のイヤリングは、彼女の小説家としての成功を暗示している。
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ダッチギャングの女性メンバー。やさしい性格、誰もが安心できる外観の彼女だが、その性格や見た目で安堵感を得た相手が、気づいた時にはすでに彼女の餌食になっている。盗みのプロフェッショナル。