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何を隠そう前作RDRの主人公その人である。
RDR2の発表当時、再び彼の姿を見られると知ったファンはおおいに沸いた。
RDRは時系列的に、RDR2の後日談となっている。
時を経たジョンがどんな生き様を見せるのか。
かつてのダッチギャングの同胞たちはどうなったのか。
2から入った人は、今から1をプレイするのも悪くない。
彼を操作できるエピローグではダッチギャング空中分裂から8年後、再び舞い戻ってきたジョンが過去を乗り越えギャングとしてではなく真っ当な一人の男として家族を守るために成長する過程が描かれる。
プロングホーン牧場に用心棒として雇われ、途中あまりに理不尽な理由で家族に見放されるもその後も数カ月必死に働き大牧場主ゲデスからの信頼を得ることに成功、口利きをしてもらい銀行から借金をし、ビーチャーズホープを購入する。その過程でおじさんやチャールズと再開し荒れ地同然の新居をどうにかして立派な牧場を自分たちの手で建てた。
またビーチャーズホープ購入のための借金は再開したセイディと共に賞金稼ぎをすることで返済し、またいくつかは日々の生活のための資金として使っていた。
そしてマイカの情報が飛んできたときには、今は亡き命の恩人であるアーサー・モーガンのために、そしてマイカの暴走を止めるためアンバリーノ州西グリズリーに位置するハーゲン山に凸。順調に無法者や居場所をなくした先住民の寄せ集めを蹴散らしマイカと対峙。しかしマイカ相手にはまったく歯が立たず苦戦を強いられるも、突然のダッチ登場と、負傷したセイディの介入により更に状況はかき乱される。
セイディは人質に取られ窮地に立つジョン・マーストンはダッチに正論をぶつけ続け、ついに言葉が届いたのかダッチはマイカを撃ち、ジョンがとどめを刺してアメリカの猛毒である凶悪犯罪者マイカ・ベルの人生は幕を閉じた。
その後はブラックウォーターの金を持ち込みアビゲイルとの結婚式を挙げる。
エンディングではジョンを追う連邦捜査官がビーチャーズホープを遠巻きに眺めていたが何もせず引き返した。どうやらロスの計らいにより泳がされたようで、RDR1のストーリー開始までの4年ほど平和に過ごす猶予を与えられたようだ。
前作と同様カナヅチであり水に浸かると恐ろしい程のスピードでスタミナが減って溺れ死んでしまう
前作泳げなかったのはシステム的な問題だと思われるが、それを設定として組み込んでしまったので前日譚たる今作でもカナヅチにされてしまった
前作主人公とは思えないほどに劇中での扱いが悪い
初登場時から雪山で遭難して重症状態、父親としての責任逃避で1年間逃亡、主人公アーサーからの評価は最悪、強盗失敗後に逮捕され刑務所で農作業等やたらと出来の悪さが強調されている
ホースシュー高台の途中から怪我が回復して動けるようになるとアビゲイルから小言を言われ 夫婦関係が険悪な中、夜間にキャンプに戻ると時折泥酔したジョンがカレンを口説いて「アビゲイルに悪いわ」と相手にされず振られるシーンが見られる。
その後エピローグにおいて定職に就いても荒事が尽きない日々にアビゲイルは嫌気が差して出て行ってしまい 家族を取り戻す為に自分の牧場を手に入れようと奮闘する中でセイディの賞金稼ぎを手伝う事になるのだが、しきりに彼女を牧場に呼び込む素振りを見せる。
この時は性別は関係なくかつての友を招待するつもりだったのかもしれないが、セイディは誘われる度に男女としてきっちり一線を引く意思表示をしており 総合的に判断すると少なくともジョンから異性として色目を感じているような態度だ。
このように妻とうまくいかないと時折他の女性に目移りする癖がありそうなジョンだが プロポーズしようする際、アビゲイルを待つ間 すれ違いざまこちらを誘おうとする女性を無視して反対側で幸せそうに抱き合う一般のカップルを眺める描写がある。
これまでのジョンとは違い、アビゲイルと正式に籍を入れて神前に誓う覚悟ができたという事だろう。
父親になったという事実から一年ほど逃げて尚 接し方が分からない息子を避けて「まともな生き方」を強要してくる妻を疎んで、他に目移りしていた若き男が少しずつ成長する物語として受け止めればRDR1のジョンのイメージとのギャップも『誰だって最初から素晴らしい人間ではない』というメッセージになるのではないだろうか。
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アーサーとともに幼いころからダッチに面倒を見てもらっているダッチギャングの最古参メンバー。ダッチの指令を受けて、ミッションをこなすのが自分の生活だと考えているが、自身の成長とダッチの考えの変化から、そればかりが自分の人生ではないとも思っている。