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度重なる取り立て業とアーサーへの挑発により嫌気が差したアーサーの堪忍袋の緒が切れ、キャンプから追い出される。
彼個人としては『ギャングのために貧民から金を効率良くむしり取るのは当然の事』
かつては自身も貧民だった事を『ギャングと言う組織』に属した事で完全に忘れている。
アーサーの義賊の流儀がそれを許さなかった。なお彼を追い出したのはあくまでアーサー個人の独断。なおアーサーを初めビル等を内心は見下している節があったため。
後に判明する事だが、バレンタインの町に結核が広がり始めている事を唯一事前に知っていた人物であり、もちろん牧師のトマス・ダウンズが結核に感染していた事も勘付いていた。全て知った上で金を貸して、我が身に火の粉が降り掛からぬよう、アーサーに取り立てに行かせた。それもこれも『自分のためではなく愛するギャングのためだから良い』と言う他人には到底理解し難い思想があるため。
彼個人の特筆すべき性格として『ギャングという組織に愛情はあれどダッチ以外の仲間には一切の情を持てない』事が挙げられるだろう。これは彼がオーストリアからアメリカに来てから今は亡き叔父共にどん底の貧困時代を味わいギャングに拾われた恩義があるため。
その後はピンカートンに見つかり逮捕され、拷問を受けたあとに処刑された。
死ぬまで『自分が愛するギャングという組織』の情報を売ることはなかったという。
西へと進みバレンタインに到着したヴァンダリンのメンバーがそれぞれの役割をこなす中で、彼は高利貸しをすることで資金を集めようとする。
しかし、アーサーに利息の取り立てを頼んだ際に、罪なき人々を騙し、被害者の生活が成り立たない程に金を毟り取っていた事が発覚してしまう。全てを奪い取られ食事にも有り付けない被害者とその子供を目の当たりにし、怒り狂ったアーサーにヴァンダリンから追放されてしまう。彼としてはアーサーが結核に感染した事も自己責任扱いし、結核に感染しているのもギャングメンバーの中でいち早く気が付いていた。金を被害者から毟り取る事に関してもギャングとしての活動とやっているので、まるで罪悪感を持っていない。
と言うか完全に開き直っており、むしろそんな自分が崇高で誇り高い男だとさえ考えている。(高利貸しとその他の罪1〜3)
エピローグではレオポルドがピンカートン探偵事務所に捕まっており、ヴァンダリンに関する情報を一切話す事なく、勾留中に死亡していたことが判明する。
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ダッチギャングのメンバー。メガネをかけ、シャツにベストを着用と、ギャング内では異質の存在。ギャングのお金を管理するなどの財政担当。彼のミッションでは返済が遅れている債務者への取り立てが多い。