コメント5件
彼らはいわゆる終末論者なのだと思われる。ここでの終末論とは、『近いうちに世界の終わりが訪れる』ことを主張する(つまりは願望する)思想のことだ。
なぜ終末論者達は世界の終わりを主張(願望)するのだろうか。一般的には、世界に絶望しているからだと理解される。
すなわち、自分を取り巻く環境を自分の力では変えられない、だから自分もろとも滅びてほしい。あるいは、そのために必要な果てしない努力や労力を放棄したい。
それらがない交ぜになったのが、終末論者たちなのだろう。ナイトシティに一定数いるのも無理はない。光を遮るコーポという名の雲を、自分の手で払うこともできないのだから。
ニューヨークにいる、なんか変なマスクつけて夜に犯罪者しばき回してる臭い豆ばっか食ってる浮浪者のおっさんが昼間持ち歩いている看板も意味的には同じ。
The end is nigh.だがnighは古語的、私的な奥ゆかしいアトモスフィアのある使い方である。
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訳すと「終わりは近い」か、人によっては「黙示録のラッパが・・・」なのか、作内では背景があまり見えない故に様々な解釈ができる一文。
各地でこの看板を掲げた小規模なデモがあったり、サイドジョブではこれを掲げる人物が登場したりなど存在感を放つ。
彼らは何を見て、何を知ったのだろうか。