スリム・グラント

別名:グラント

コメント1件

1.名無しの無法者2025年08月25日 14:10

現職は連邦保安官の元ガンマン
20年近く前にジム・キャロウェイの従兄弟を銃殺しておりその事で恨まれ続けている

キャロウェイから依頼されたアーサーが駐在所を尋ねるとさほど部下たちから信頼されていないようで、彼が事件調査に出てから数日間帰ってきていないのに保安官代理からは「もし彼が居なくなれば保安官の座が空く」と言い捨てられる

そしてアーサーが捜索に出るとマーフリー・ブルード達に捕らえられており 彼を救い出してキャロウェイの元へ連れて行くことになるが、当時キャロウェイが決闘を申し込んで来たのに現れなかったと主張し口論になり、改めて決闘を申し込むキャロウェイに対して「俺達はもう老人だ」と取り合わず去ろうとした背中を撃たれ死亡する

その後キャロウェイアーサーに八つ当たりをするのだが、両者の言い分を聞くとキャロウェイは従兄弟を殺された復讐よりも別の何かの事情(恐れたか、緊急性の高い別件か)で機会を失ってしまったと思われる
そして年月が過ぎて落ちぶれて酔っ払いになった自分の名誉を取り戻したかった中でグラントから「もう何もかも遅い」と言われたような気がしてキャロウェイはそれほど怒り狂ったのだろう

かつては血気盛んなガンマンだったが若い無法者に捕らえられて身も心も枯れてしまったグラント
身をやつしながらも過去を忘れられず若い頃の後悔にくすぶっていたキャロウェイ

老いとどう向き合うか?という答えのない課題に対して対照的な生き方をする二人であった

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