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なおチャプター4で捕獲しようとした場合、ランバート署長とその部下達がいかにも下卑な笑い声を上げる。彼曰く『スラム街の連中は救いようがない。やるだけ無駄だと言う事だ』とのこと。署長によれば『泥棒で詐欺師で口のデカい野郎。一部の連中のあいだでは英雄になってる。簡潔に言えば社会にとって害だ』と苦々しく吐き捨てる。
ランバート署長自身は自身の娘が何をしようと、とかく娘には権力行使してでも守ろうとする男で世間一般的にこっちの方が社会にとっての害である。
しかしスラム街のみんなはフォアマンの味方であるしティリーに近寄らないと言う約束も律儀に守っていたりする。警察署に連れて行くとフォアマンは『本当に気に食わない連中だ』と言う。彼が言う『元彼女』を捕らえた『彼女が金だけの下らない連中』が暗に署長の息の掛かった連中である事を示唆している。
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フォアマンギャングのリーダーを務める男。1899年以前のある時期、アンソニー・フォアマンはフォアマン・ブラザーズ・ギャングを結成しリーダーとなり、若き日のティリー・ジャクソンもその一員であった。しかし、彼女はやがてアンソニーの従兄弟であるマルコムを殺してしまった。それでも彼は最初のうちはティリーを本気で追い詰める気など毛頭なかった。彼がティリーを追い掛けているのは人種による、ある種の家族を捨てようとしていたからだった。
彼がサンドニ周辺を賞金首となってまで離れない事を疑問に思うだろうが、彼には『相思相愛の最愛の白人のとても美しい『元彼女』』がサンドニにいるからだと言う事がオンラインで聞ける。彼に言わせれば『彼女が金だけの下らない連中』に捕まったことにある種の自責の念に駆られているのだと言う。しかし彼自身は連中に手出し出来ない事を吐露する。
人種差別全盛期のこの時代に、白人の美しい女性と交際する黒人男性がどんな目に合っていたかは語るまでもないだろう。彼等が結ばれる事を社会は決して許そうとはせず、むしろ白人男性の権利を奪った愚かな黒人としてよってたかって酷い目に合わせるのが、この時代の正義だったと言う。