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ワピチ居留地に住むワピチインディアンの首長
強さや勇敢さが全ての誇りである狩猟民族として移民のアメリカ軍と戦い 数多くの原住民の仲間を失い 近代兵器の恐ろしさを知る彼は誇りよりも部族を守る事が酋長としての最大の責務であると考えるようになった。
終戦後も米軍から何度も約束を反故にされておりその度にサンドニのレミュー市長や米軍らに抗議するが 相手にされておらず、それにより幼い頃から部族としての教えを植え付けられた息子である鷹の飛翔らには及び腰に見え反感を持たれた事で彼の統率力は弱まり続ける。
そんな終盤で彼と薬草採りに出かける際は 次の行動で頭が一杯のプレイヤーに対しても小休止を促すようなゆっくりとした対話の時間を過ごす事になり、ここで選択肢によってはアーサーの過去を最も詳しく聞く機会にもなる。
誰に対しても常に言葉で諭し対話の道を諦めなかった彼の努力も虚しく遂には最後の戦争により息子を失う事になってしまう。
そしてかねてよりワピチ居留地に眠ると見られる資源が目当てのアメリカ政府によりワピチをも追い出されエピローグではカナダに移住した事が明かされる。
力無き者の正義とは?
闘えば負ける事を知っていながらも虐げられない手段とは?
この答えのない難問に立ち向かい、助けを求め対話で諭すという新たな戦いに立ち向かった時代の犠牲者であり先駆者でもあった。
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ストーリーに度々登場するインディアン・ワピチ族の長老。彼とのストーリーでは、先住民族と連邦政府との関係性を垣間見ることができる。部族を守ろうと連邦政府との間で奔走するが連邦政府に裏切られる。そこで、義の厚いアーサーに協力を求めてくる。