シリ

別名:シリラ
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コメント2件

1.名無しのウィッチャー2026年09月08日 22:53

ゲラルトが養女同然に育ててきた娘で、女性でありながらウィッチャーとしての鍛錬を積んだ数少ない一人。

幼い頃に故郷を追われ、ケィア・モルヘンでゲラルトのもとに育てられた過去を持つ。

太古のエルフの血を引く「古き血脈」の末裔とされ、体内に宿す強大な力ゆえに複数の勢力から追われている。

2.名無しのウィッチャー2026年10月22日 16:44 編集済み

ウィッチャー3の作中では脇に置かれてさほど語られないが、シリに宿る特別な「血」の関係はエルフのみならず人間の国家、政治とも大きな繋がりと価値を持ったとても複雑ものとなっている。
シリの父はニルフガードの現皇帝エムヒル、母はシントラの亡き女王キャランセの娘パヴェッタ。キャランセの後夫でありシリの義理の祖父にあたるエイストはスケリッジの先々代国王である。
エイストはキャランセと結婚してからはシントラの共同統治者としてシントラに在住し、スケリッジから自身の臣下を連れて統治に当たっていた。エイストに連れられてシントラに来たスケリッジの廷臣の中にいたのがクラフであり、エルミオンはシリの教育係だった。ヤルマールはシリの元婚約者だったが、キャランセがキャンセルしてしまったそうだ。
海難事故でパヴェッタが亡くなり、キャランセとエイストがニルフガードとの戦争で亡くなった今、キャランセが保有していた様々な称号の継承権はシリのものであり、女王としての正当な権利を主張しうる立場なのである。
エムヒルの台詞を引用すれば、シリの正式な名前は「シリラ・フィオナ・エレン・リアノン、シントラとブルッゲの女王、ソドン公爵にして、イニス・アード・スケリッグ並びにイニス・アン・スケリッグの相続人、アトレとアブ・ヤラの宗主」
エムヒルがシリに執着するのは自身の娘であるだけでなく、北方戦争で占領した諸国のかなりの部分について、シリは正当な継承権を持つ立場だからでもある。戦争で領土を大きく拡大する一方でニルフガード内部にも占領地にも大量の火種を抱えるエムヒルはシリを自身の後継者に据えることで政治的に大きな安定を得ることができるのだ。
同時に、スケリッジの人々が何故これほどまでにシリを大切に思っているのかへの解答でもある。彼らにとってシリは先々代国王の義理の孫娘であり、シントラ時代に交流を深めた人々が数多くいるのだ。権利としてはかなり弱いが、スケリッジの国王選挙に立候補する権利がなくもない立場である。スケリッジの相続人というエムヒルの発言は、スケリッジを支配下に置いた後のことも見据えているのだろう。